ロストロポーヴィチ&新日本フィルを聴く、1998

 "ショスタコーヴィチ・フェスティバル1998"
~1998年4月2日、すみだトリフォニーホールにて~

1998年4月の「新日本フィル」定期公演は1995/96シーズンより「フレンド・オヴ・セイジ」の称号で迎えれらた当時世界を代表するチェリスト、指揮者として大活躍中のムスティスラフ・ロストロポーヴィチが指揮台に立った(写真1 M.ロストロポーヴィチ氏(筆者撮影/1998.4月2日すみだトリフォニーホール)。またこの4月定期公演(第262回・第263回)はロストロポーヴィチが総監督を務める「ショスタコーヴィチフェスティバル1998」の一環として開催されている。筆者が聴いた「第262回定期公演 ショスタコーヴィチ・プログラム」(4/2初日)ではロシアの新鋭ヴァイオリニスト、マクシム・ヴェンゲーロフ(写真2)をソリストに「ヴァイオリン協奏曲第1番」と後半は「交響曲第10番」が演奏された(写真3 「新日本フィル・第262回/第263回プログラム表紙/写真4 演奏曲目」。どちらも聴きごたえある作品だが前者はヴェンゲーロフのテクニックに圧倒され後者の交響曲では期待どおりロストロポーヴィチのパワフルでエネルギッシュな指揮ぶりが展開され会場の聴衆を魅了した一夜だった。公演終了後、「ロストロポーヴィチ&ロンドン・フィル/チャイコフスキー交響曲全集」(7LP BOX/1975-76録音EMI)(写真5)の裏面に日付入りで氏のサインを入れてもらった(写真6)。写真7は ショスタコーヴィチ フェステイバル 1998プログラム表紙である。

写真1 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏(1998年4月2日すみだトリフォニホール楽屋ロビー 筆者撮影)

写真2 マクシム・ヴェンゲーロフ(Vn)の紹介(プログラムから)

写真3 新日本フィル第262回&第263回定期公演プログラム表紙(1998年4月)

写真4 ロストロポーヴィチ&新日本フィル演奏曲目

写真 5 ロストロポーヴィチ&ロンドン・フィル<チャイコフスキー交響曲全集>7LPBOX(1975-76録音)

写真6  コンサート終了後に「チャイコフスキー交響曲全集LPBOX」裏面に入れてもらったロストロポーヴィチのサイン(日付け入り)

写真7 ショスタコーヴィチ フェステイバル1998プログラム表紙