ゲルギエフ&ロッテルダム・フィル来日公演を聴く、2000

〜2000年4月17日、サントリーホールにて〜

ミレニアムの年を迎えた2000年は「日蘭交流400周年」記念の年にもあたり当時の首席指揮者ワレリー・ゲルギエフ率いる「ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団」も来日公演ツアーを行った(写真1  2000年来日公演プログラム表紙)。 「ロッテルダム」」は首都アムステルダムに次ぐオランダ第ニの都市、世界屈指の港湾都市で近代的モダンなビルも立ち並ぶ観光都市である。 このオーケストラの創設は1918年、現在は1966年にオープンした2,200人収容の「デ・ドゥーレン・コンサート・ホール」(写真2-1970年代のポストカードから)を本拠として活動している。 筆者は4月17日サントリーホールに於けるプログラムB、ゲルギエフにしてはちょっと珍しいオール・フランスものプログラムに足を運んだ(写真3   来日公演日程と演奏プログラム)。 彼の色感あふれる繊細で鋭い感性はドビュッシーのようなフランス印象主義の音楽にも充分に調和していた。 メインの「幻想交響曲」ではまさにベルリオーズの色彩感覚豊かなオーケストレーションを彼のエネルギッシュな指揮と共に味わうことができた。 写真4は公演終了後にサインを入れてもらったチャイコフスキー交響曲第6番<悲愴>CDジャケット(1997年7月フィンランド、ミッケリ録音)である。 写真5は100年4月17日の本公演チケットである。

写真1   2000年 ゲルギエフ & ロッテルダム・フィル 来日公演プログラム表紙

写真2    デ・ドゥーレン・コンサート・ホール(1970年代のポストカードから)

写真3   2000年 ロッテルダム・フィル 来日公演日程と演奏プログラム

写真4   公演終了後にCDジャケットに入れてもらったゲルギエフのサイン

写真5   ゲルギエフ & ロッテルダム・フィル 2000年4月17日公演チケット