バックハウスのモーツァルト: 英デッカ・ステレオ・ヴィンテージ録音

〜 ピアノ協奏曲第27番・ピアノ・ソナタ第11番”トルコ行進曲つき”〜

今回の紹介LPは不滅の名盤、英デッカ・ステレオ・ヴィンテージ録音、”鍵盤の獅子王”と呼ばれたヴィルヘルム・バックハウス(1884~1969)のモーツァルト「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」「ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331”トルコ行進曲つき”」、どちらも1955年のステレオ最初期録音である。 協奏曲のバックはカール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、これまでに何度となくLP、CDでリリースされてきたが筆者が愛着を感じ現在も針をおろすレコードはこの1960年代中期にリリースされた米国盤”StereoTreasury Series “廉価盤である (写真1 LPジャケット、STS15062) 米国盤といっても当時中身のLP盤は英国プレス盤(Made in England)でジャケットのみが米国制作という変則的なものだった (写真2 LPレーベル面、”Made in England”になっている)。 英デッカが誇る”Full Frequency Range Recording”(FFrr)録音、音質も素晴らしい。

写真1    W. バックハウス(Pf) K. ベーム&ウイーン・フィル「モーツァルト ピアノ協奏曲第27番ほか」LPジャケット(英デッカ録音米国盤-STS 15062)

写真2    LPレーベル面