マルカントワーヌ・シャルパンティエ作曲「クリスマスのための深夜ミサ」

今日は「クリスマス・イヴ」、そこで17世紀に活躍したフランスの作曲家マルカントワーヌ・シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier-1634~1704、写真1)の代表作品「クリスマスのための深夜ミサ(Messe de Minuit pour Noël)」を取り上げてみたい。 このシャルパンティエという人はオペラから舞踊音楽、室内楽曲等々多分野に渡り作曲を手掛けているがやはり教会音楽に関しては一目を置かれている。 紹介の「ミサ曲」はフランスに古くからある「ノエル」つまり「クリスマス・キャロル」の旋律を用いた作品で「クリスマス・イヴ」に教会で演奏されたそうである。 楽曲構成はミサ曲の基本構成「キリエ」「グローリア」「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」から成りソプラノ(2)カウンター・テノール、テノール、バスの独唱に合唱が加わる。 紹介盤はルイ・マルティーニ指揮ジャン=フランソワ・パイヤール室内管弦楽団、フランス・ジュネス・ミュージカル合唱団の演奏である (写真2 LPジャケット、国内盤エラートERX-2226/写真3 LPレーベル面)。 1961年6月、パリのノートルダム・デュ・リバン教会(Cathédrale Notre-Dame du Liban, Paris)におけるセッション(写真4 インターネット画像)でこの録音はステレオ初期の名盤だった。 ちなみにこの聖堂はジャン=フランソワ・パイヤール室内管弦楽団のレコード録音会場としても知られている。 紹介LP(国内盤)は1976年にリリースされた。

写真1    マルカントワーヌ・シャルパンティエ(インターネット画像)

写真2    シャルパンティエ「真夜中のミサ曲」LPジャケット(国内盤エラートERX-2226 )1976年リリース盤

写真3    LPレーベル面

写真4    ノートルダム・デュ・リバン教会、パリ(録音会場)