ミラ・ゲオルギエヴァのベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」ライブ盤
ブルガリアのヴァイオリニスト、ミラ・ゲオルギエヴァ(Mila Georgieva) (写真1)は新日本フィルをはじめ国内オーケストラにも客演し日本でも彼女の人気度は日々高まりつつある。 今回紹介するCDは「知る人ぞ知る」白熱のライブ演奏と注目された1枚である。 演奏曲目はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、共演は当時34歳のブルガリア新進指揮者ロッセン・ミラノフ(Rossen Milanov)が指揮する新ソフィア交響楽団(The New Symphony Orchestra, Sofia)である。 1999年4月6日ブルガリアのソフィア国立文化会館で行われたコンサート・ライブ収録となっている。 またこのCDは当時日本では耳にしなかった「K&K」というドイツの出版社からリリースされ調べたところライブ録音を中心に生のコンサートをそのまま収録することが売りとのことだった(写真2 ミラ・ゲオルギエヴァ「ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲」CDジャケット、独K&K )/写真3 CD演奏・録音データ)。 彼女の艶やかなヴァイオリンの響きと共に会場のライブ感がダイレクトに伝わる名演である。 バックの新ソフィア交響楽団も馴染みがないオーケストラだがCD解説によれば1991年創立されブルガリアの若手演奏者から選抜されたメンバーから構成されているようだ。