”kazu"のひとりごと(SPレコード雑感 10、程度の悪いSP盤)
コルトーのショパンのワルツのSPレコードなどは珍しくもなんともないのです。LPレコードやCDの復刻盤もたやすく手に入り聞くのは容易です。
ところで、SPレコードはかけ続けると盤面も摩耗して白くなって来ます。 針も1面に付き1本と大変な消耗品ですが、SPレコード自身もすり減り、考えようによっては消耗品となるわけです。
写真はコルトー演奏のショパンのワルツ集の前半の3枚です。 かなり聞き込んで白くなってきています。 SP盤自体も優良な品質の時代の物ではないと思います。 良い音で聴くには限界でしょうか。 程度が悪いという訳で、しまい込まれていましたので久しぶりで出したら汚れ(カビ?)もついています。 今少し奇麗して大切に保管しておきます。 もう良い音で聞けないくらいに摩耗しているのに保存しても仕方が無いと言われると思います。 ましてや重く場所も取るのですから。
だけれど、今まで散々楽しませてくれたSP盤なのに消耗したから捨てるなんて心情的にとても出来ません。
そして断捨離とは無縁の生活が続くのです。わが身を削って音楽を楽しませてくれるSPレコードに感謝を込めて。