hatakeshunのひとりごと(マイルス・デイビス(1975)、キャンディーズ(1978))

前回の”ひとりごと”に「バイロイトワーグナーフェステバル(1967)」と「東京オリンピック1964」のチケットを掲載したが、同じファイルに「マイルス・デイビス」と「キャンディーズ」があった。
チケットに公演年が印刷されていないので調べてみた。 結果、マイルスは1975年、キャンディーズは1978年ということがわかった。
クラシックオタクでジャズやポップスを聴かない私がどうしてマイルスやキャンディ-ズのコンサートに行ったのだろうか? 当時、私はカセットテープの宣伝、商品企画を担当していた。 カセットテープのお客様はクラシックより、ジャズやポップスのファンが多い。
市場調査を兼ねて2つのコンサートに足を運んだのである。
1977年、ADカセットのコマーシャルにマイルス・デイビス起用。 キャッチフレーズは「突き抜ける高音の冴え」。 1979年、米国で(日本は1982)スティ―ビー・ワンダー起用。 スティービーは「TDKが私を選ぶ前に、私が先にTDKカセットを選びました」と語った。

当時、若者のアイドルはキャンディ-ズだった。 名前の由来は「食べてしまいたいほどかわいい女の子たち」である。 人気バラエティ番組「8時だョ!全員集合」にレギュラー出演していた。 彼女のファンはカセットテープの大事なお客様である。 チケットは1978年4月4日、後楽園球場で行われたキャンディーズ「ファイナルカーニバル」である。 ユーチューブで同コンサートを聴いてみた。 最後の「微笑みがえし」と大観衆の声に感動し涙が溢れた。
東京オリンピック(1964)の時55億円だった会社の売上は、この年(1978)1千億円を越していた。 私は36才の働き盛り。長女は8歳、長男は5歳だった。