”kazu"のひとりごと(SPレコード雑感 11)

確かSPレコード雑感を始めた時にアルトゥーロ・トスカニーニのSP盤を紹介したと思います。 トスカニーニの音源は珍しくもなんともないと思いますが、今回は1930年にトスカニーニの後任として栄光のミラノ・スカラ座の音楽監督に就任した指揮者、ヴィクトール・デ・サバタのSP盤です。たぶんこれも珍しくもなんともない盤だと思います。

イタリア、トリエステ生まれのデ・サバタは1953年までミラノ・スカラ座の音楽監督でした。 有名なのはマリア・カラスとのプッチーニの「トスカ」があり大変な評判を勝ち得た盤ですが、今回はオーケストラ曲を紹介する事にします。

レスピーギ作曲の「ローマの噴水」です。 サンタ・チェリーリア国立アカデミー管弦楽団の演奏によります。 イタリアの作曲家の曲をイタリアの指揮者と管弦楽団による、イタリア製のSP盤で聞くと言うイタリアづくしの一枚です。 まあ、オールイタリア作品の一枚ですが、もちろん珍しくもなんともない一枚です。

手元にMADE IN ITALYはこの盤しかないので、個人的には珍しい一枚です。

これを機会にサバタの芸術に触れてみるのも良いと思います。

*SPレコード用の紙袋に入った姿でご紹介します。昔はこんな袋に入っていたのですね。