"kuni"のひとりごと

当CDコンサートをスタートさせた母体ともいえる「名曲聴き比べ」の会は 1984年から2008年まで25年間も継続して開かれた。 Nobuさんの呼びかけで始まった「聴き比べ」は 毎月1回10数名の会員の内5~6名のお宅を持ち回りで会場とした。 ある一曲を決め持ち寄った沢山のレコードからNobuさんが10枚位を選び レコードの演奏者名を伏せて3~4箇所のパートに針を落とし 1枚1枚と聴いて各自評価点数をつけた。 採点は1から10までの10段階で、聴き終わってNobuさんの演奏者名と 点数の集計を聞くのは大変興味深かった。 毎回深夜まで続いたがあまり熱心でない私などからすると 「皆さん本当に音楽が好きなんだなあ」といつも感心させられた。 使用したディスクは当初LPだけだったが、段々とCDが占めるようになってきた。 LPとCDどちらの方が「音が良い」かというのはよく話題になる。 「聴き比べ」で私が感じたのはLPで聴いていた時の方が各演奏の特徴が良く判り 評価しやすかったのが CDではどの演奏も同じように美しく聴こえ評価が難しくなったことだった。(kuni)

以下はNobuさんが採点カードに記した採点の基準である。
10点:最高の名演であり思い入れの強い演奏
9点:文句なしの名演
8点:もう一つという部分もあるが高水準の名演奏
7点:不満な部分もあるが滑り込みセーフで名演に入れても良い演奏(準推薦)
6点:不満度が高く名演とは言えない
5点:ごく平均的な演奏で面白みがない
4点:平均以下の演奏で全くつまらない
3点:聴いていて腹の立つ演奏
2点:レコード(CD)を割たくなるような演奏
1点:存在価値のない演奏