"nobu"のひとりごと(今年のオリジナルCD コンサートの予定)

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

プログラム担当者(nobu)から、今年のオリジナルCDコンサートの予定をお知らせします。

CDコンサートでは毎年、アニヴァーサリーを迎える作曲家、演奏家を取り上げていますが、
2019年は、まず没後150年に当るヘクトル・ベルリオーズ(1803-1869)を取り上げ、
2、3回に分けて特集を組む予定です。 生誕150年のハンス・プフィッツナー(1869-1949)、
同じく生誕150年のアルベール・ルーセル(1869-1937)は、これまであまり取り上げた事が
なかった作曲家ですが、知っていただく良い機会になると思います。 その他生誕200年の
スッペ(1819-1895)、同じく生誕200年のクララ・シューマン(1819-1896)は3月に夫
ロベルト・シューマンの作品と合わせて取り上げる予定です。 演奏家では20世紀
を代表する大ピアニスト、ヴィルヘルム・バックハウス(1884〜1969)の没後50年、
不世出の天才ヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー(1919-1949)の生誕100年に当ります。
貴重なライヴ音源を中心に二人の名演奏家にスポットを当てます。

講師の方々をお招きしての特別企画「講演会&コンサート」は、今年は4回を予定しています。

4月20日の第3土曜日に、元FM東京の音楽プロデューサーで、「TDKオリジナル・コンサート」
など同社のクラシック音楽番組の制作全般に携わって来られた東条碩夫(Toujou Hiroo)氏の
講演が決定しました。 東条氏は、武満徹の「カトレーン」の委嘱制作も行っており、
この作品の誕生秘話もお聞かせいただけるものと思います。ご期待ください。
6月には現在アメリカの名門オーケストラ、クリーヴランド管弦楽団のヴァイオリン奏者として
ご活躍中の白上冴さんをお招きして、対談形式の講演会を行います。
白上冴さんは、
ヒューストン交響楽団、ボストン交響楽団、PMFオーケストラ
(パシフィック・ミュージックフェスティバル・オーケストラ)、
クリーヴランド管弦楽団と4つのオーケストラを経験しており、
エッシェンバッハ、小澤征爾、バーンスタイン等多くの名指揮者の元で演奏した経験を持っています。
初の試みですが、演奏者側からのお話が聞けるまたとない貴重な機会となると思います。

9月か10月には竹森道夫氏、12月には新忠篤氏の講演を予定しています。

今年のCDコンサートもご期待に添えるようなプログラムを用意してお待ちしています。
是非ご来場ください。よろしくお願いします。(nobu)