"Yabu"のひとりごと(記憶に残るコンサート その1)

記憶に残るコンサート その1

「指揮者 ウィリアム・スタインバーグ」

1973年4月20日、愛知県文化会館講堂でのピッツバーグ交響楽団演奏会はオーケストラコンサートを聴き始めてから4年目の事でした。
オーケストラのメンバーがステージに登場しチューニングも終わりホールが静まった時、スネアドラムロールが始まり、続けて金管楽器群のファンファーレ演奏が始まりました。
そして指揮者 ウィリアム・スタインバーグが登場。
驚きました。
「指揮者」とはこんなにも偉大な存在なのか?と
ホール全体の緊張感も一層高まったように感じました。
その後、当時の来日オーケストラ恒例の両国国歌演奏に続いて予定の曲が始まりました。
このような形で指揮者がステージに登場するのをその後見た事はありません。
演奏も含めて大変記憶に残ったコンサートでした。