「自由への賛歌」ベルリンの壁破片付の仏グラモフォン限定盤CD、1989
〜 L. バーンスタイン、クリスマス特別コンサート・ライブ 、1989年12月25日 〜
師走に入り今年も「第9」のシーズンを迎えた。 今回の紹介盤はリリース当時大変話題となった1989年東西ベルリンの壁崩壊の歴史的な年のクリスマスに開催されたレナード・バーンスタイン(Leonard Berstein/1918~1990、写真1)によるベートーヴェン「交響曲第9番」のライブ盤である。 このコンサートは東ベルリン側のシャウシュピールハウス(Schauspielhaus、現ベルリン・コンツェルトハウス)においてバイエルン放送交響楽団ほかシュターツカペレ・ドレスデン、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、キーロフ管弦楽団の各メンバーが集合し当日限りの特別編成メンバーで演奏された。 また歌手陣にはアメリカからソプラノ;ジューン・アンダーソン、イギリスのメゾ・ソプラノ;サラ・ウォーカー、テノールとバスにはドイツのクラウス・ケーニヒとヤン=ヘンドリク・ローテリンクが参加、合唱にはバイエルン放送合唱団、ベルリン放送合唱団、ドレスデン児童合唱団も加わるなど盛大であった。 この演奏でバーンスタインは「第4楽章」の歌詞「歓喜(Freude)」を「自由(Freiheit)」に替えて歌わせている。 紹介盤CDはこのコンサートの翌年1990年にベルリンの壁破片が添付されたナンバー入り限定盤でリリースされた仏グラモフォン盤である(写真2 ベルリンの壁破片添付、仏グラモフォン限定盤CDジャケット/写真3 添付のベルリンの壁破片(拡大) /写真4 CD演奏・録音データ)。