アラウ、ジュリーニ&フィルハーモニア管による不滅の名盤
〜 ブラームス「ピアノ協奏曲第1番・第2番」 〜
今回は南米チリ出身、20世紀を代表するピアノの巨匠クラウディオ・アラウ(Claudio Arrau/1903~1991)がのこした1960年代初頭録音、不滅の名盤からブラームス「ピアノ協奏曲第1番・第2番」を紹介したい。 いずれもアラウ50代末、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオ(Abbey Road Studio)におけるステレオ・セッションである。 指揮者カルロ・マリア・ジュリーニの棒も冴えわたりフィルハーモニア管弦楽団のバックも素晴らしい。 活気あふれる堂々としたアラウのスケール感あるピアノが楽しめる。 ちなみに紹介CDは1988年デジタル・リマスター化された懐かしい英EMI盤である(写真1 CDジャケット、英EMI CDM 7 69177 2・69178 2)。 尚、「第2番」の録音年データが1982年となっているがこれは1962年の誤りである (写真2 CD演奏・録音データ)。