アンドレ・プレヴィン&ロンドン響によるガーシュウイン「管弦楽曲アルバム」
アンドレ・プレヴィンはガーシュウィンも得意とし1970年代初頭すでに「ラプソディー・イン・ブルー」、「パリのアメリカ人」など主要作品を同コンビで録音しており紹介アルバムはその第2弾にあたる。 1980年7月ロンドンのアビー・ロード・スタジオにおけるデジタル録音、収録作品は交響的絵画「ポーギーとベス」、「セカンド・ラプソディー」、演奏会用序曲「キューバ」である。 ガーシュウィンのオペラ代表作「ポーギーとベス」からのその聴きどころをアレンジした管弦楽用編曲作品は作曲者自身による交響組曲「なまず横丁(Catfish Row)」(1936)があるがこのプレヴィン盤は「交響的絵画”ポーギーとベス”」(ロバート・ラッセル・ベネット編曲版)が収録されている。 ちなみにこれは当時「ピッツバーグ響」の首席指揮者を務めていたフリッツ・ライナー委嘱による作品である(1942)。 また「セカンド・ラプソディー(Second Rhapsody)」(1931)はピアノと管弦楽のための作品で主題の一部は映画「デリシャス(Delicious)」に使われている。 このプレヴィン盤ではクリスティーナ・オルティスがピアノを担当している (写真1 LPジャケット、独Electrola 1C 067-03 949/写真2 LPレーベル面)。