イングリット・ヘブラーによるモーツァルト四大ピアノ・ソナタ集

昨年(2023年)93歳で亡くなったモーツァルト弾きのスペシャリストとして日本のファンも多かったイングリット・ヘブラー (Ingrid Haebler)の最初のモーツァルト「ピアノ・ソナタ全集録音(1963~1967)」(蘭PHILIPS)から最もよく知られた四大ソナタ の第8番イ短調K310、第10番ハ長、調K.330、第11番イ長調K.331、第15番ハ長調K.545を集めたアルバムである。 このLPはフィリップスレーベルが当時日本ビクターからリリースされていた懐かしい時代の1枚である。 ヘブラーの端正で格調高いモーツァルトが心ゆくまで満喫できる(写真1 LPジャケット、日本ビクターPHILIPS SFX 7647/写真2 LPレーベル面)。 尚、ヘブラーは1986年~91年にかけてデンオン(日本コロムビア)にデジタルで全集再録音している。

写真1    LPジャケット(日本ビクター PHILIPS-SFX-7647)1968年リリース盤

 

写真2    LPレーベル面