エドゥアルド・マータ&ダラス響によるショスタコーヴィチ交響曲第7番 ”レニングラード”
昨日の「漫遊記1037」に続き米DORIAN RECORDINGからもう1枚筆者好みの1枚を紹介したい。 このオーケストラの音楽監督を1977年からそして1993年には名誉指揮者の称号も得たメキシコ出身のエドゥアルド・マータ(Eduardo Mata/1942 ~1995、写真1)が1991年にセッション録音したショスタコーヴィチ交響曲第7番 ”レニングラード”である(写真2 CDジャケット、米DORIAN-DOR 90161/写真3 CD録音データ)。 マータは読売日本交響楽団に1976年・1980年・1986年と客演し筆者も馴染みある指揮者だったが1995年1月自ら操縦する自家用飛行機の墜落事故により52歳で不慮の死を遂げてしまった。 この録音はマーラー、ショスタコーヴィチも得意とするダラス交響楽団の重量級サウンドが実力派指揮者マータの棒で聴き手を圧倒させる。