エド・デ・ワールト&シドニー交響楽団のプロモーションCD、1994

エド・デ・ワールト(Edo De Waart)も今年79歳、オペラ指揮者としても活躍中のオランダの名匠である。 またオーケストラ・ビルダーとしても世界的に知られこれまでロッテルダム・フィルやサンフランシスコ響をはじめとして数々の名オーケストラの音楽監督・首席指揮者を務めている。 今回紹介盤は彼がシドニー交響楽団首席指揮者時代の1994年二つのコンサート・ライブを収録したレアなプロモーションCD盤(非売品)である。 シドニー響はオーストラリア放送協会(ABC)により創設、今年(2020)は創立88周年を迎えたオーストラリアで一番古い歴史を持ち、かつてはオットー・クレンペラーも指揮台に立っている。 このプロモーションCDに収録されたストラヴィンスキー舞踊音楽「ペトルーシュカ」、サン=サーンス「交響曲第3番」(オルガン:デヴィッド・ラムゼイ)はワールトの持ち味が充分に伝わる白熱のライブである。 また会場のシドニー・オペラ・ハウス-コンサート・ホールに設置された世界最大級と云われる機械式パイプ・オルガンの響きも素晴らしい(写真1 CDジャケット、豪ABC Classics-SSOPROMO2 /写真2 CD演奏・録音データ/写真3 CDレーベル面)。

写真1    エド・デ・ワールト&シドニー響 プロモーションCDジャケット(豪ABC Classics-SSOPROMO2)

写真2    CD収録作品・録音データ

写真3    CDレーベル面