オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団のシベリウス”交響曲第1番”、1978

ユージン・オーマンディ(Eugene Ormandy /1889~1985)は作曲者シベリウスとも直接交流を持ち彼の作品を大変得意として来日公演でもプログラムに取り上げていた。 そこではオーマンディの俗に言われるきらびやかで美しい「黄金のフィラデルフィア・サウンド」に魅せられた。 今回の紹介盤は彼の2度目の録音となる米RCA1978年4月録音のシベリウス「交響曲第1番」である。 もちろん旧録音、米CBS盤(1962年)も歴史的名盤だが筆者はさらなるスケール感と録音の素晴らしさでこのRCA盤に針をおろしている。  LP第二面には1973年1月録音の「悲しきワルツ」と「トゥオネラの白鳥」がフィルアップされた1枚である(写真1 LPジャケット、国内盤RCA-RCL-8390/写真2 LPレーベル面)。 またこの「第1番」の国内盤の初出は録音から6年が経過した1984年のことだった。 さらに余談になるがこのセッション後の翌5月にはフィラデルフィア管弦楽団との3回目の来日公演を行い筆者も24日の公演に足を運んでいる (写真3 1978年オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団来日東京公演チラシ)。

写真 1    オーマンディ&フィラデルフィア管弦樂団「シベリウス交響曲第1番ほか」LPジャケット、国内盤RCA- RCL 8390(1984年リリース)

写真2    LPレーベル面

写真3    1978年オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団来日東京公演チラシ