カルロ・マリア・ジュリーニ&シカゴ響による独グラモフォンの名盤
1977年4月、当時63歳のカルロ・マリア・ジュリーニはシカゴ交響楽団とシューベルトとドヴォルザークの二つの名作交響曲「ザ・グレート」と「新世界から」を独グラモフォンに並行してセッション録音している。 両盤とも例えば反復の実行など完璧主義者のジュリーニらしくさらにテンポも遅めに情感たっぷりと聴かせている。 録音も大変素晴らしい。 ちなみに紹介LP独グラモフォン盤は「1978年香港芸術祭」(漫遊記6)に訪れた際に当時独グラモフォンのオリジナル盤を香港のレコード店で1枚1,500円程度で求めたものである。 またシューベルトの「ザ・グレート」が「第8番」ではなく「第9番」になっているところも時代を感じさせる(写真1 ジュリーニ&シカゴ響、ドヴォルザーク「新世界から」LPジャケット、独グラモフォン-2530 881/写真2 ジュリーニ&シカゴ響LPジャケット、シューベルト「ザ・グレート」、独グラモフォン-2530 882)。