カール・ベーム壮年期ライブ音源、ベートーヴェンの協奏曲作品集

今回紹介のCDは巨匠カール・ベーム壮年期のコンサート・ライブ音源からベートーヴェンの協奏曲作品を集めた2CDセットである。 いずれも1944年から1951年にかけてのモノラル音源だが24bit Remasteringされ音質もすこぶる良好である。 収録作品はヴィルヘルム・バックハウスとの「ピアノ協奏曲第4番」(1950年10月9日ライブ-管弦楽:ベルリン放送響)、今や伝説の女流ピアニスト、エリー・ナイが弾く「第5番”皇帝”」(1944年4月12日ライブ-管弦楽:ウィーン・フィル)、当時18歳の若きクリスティアン・フェラスの「ヴァイオリン協奏曲」(1951年11月18日・19日ライブ-管弦楽:ベルリン・フィル)と興味津々だった。 紹介盤は2003年ARIOSO Classicalからリリースされた。 ちなみにこのレーベルは当時日本から海外に向けライブ音源を提供するというユニークなレーベルだった(写真1 CDジャケット、ARIOSO ARI-007/写真2 CD演奏・録音データ)。 またCD-2にはウィーン・フィルとの1944年2月9日ライブ録音「レオノーレ序曲第3番」がフィルアップされている。

写真1    カール・ベーム「ベートーヴェン協奏曲作品歴史的コンサート・ライブ録音集」CDジャケット(ARIOSO Classical-ARI 007(2CDセット)2003年リリース

写真2    CD演奏・録音データ