ゲザ・アンダ(Pf)によるショパンのピアノ協奏曲第1番
「ピアノの吟遊詩人」とも呼ばれたハンガリー、ブダペスト出身(後にスイス国籍取得)20世紀往年ピアニストのゲザ・アンダ(Géza Anda/1921~1976)、写真1、ハンガリー式では日本同様に姓名表記でアンダ・ゲザ-Anda Géza)は母国のバルトークを得意とたがモーツァルトやベートーヴェン、ブラームスなども定評があった。 今回紹介するショパンも彼のレパートリーだったがレコード録音はこのアルチェオ・ガリエラ(Arceo Galliera)指揮フィルハーモニア管弦楽団とのセッション(1950年代モノラル録音)が唯一のものと思われる(写真2 LPジャケット、日本コロムビアZL-111/写真3 LPレーベル面)。 彼がまだ30代の若かき日の録音だがじっくりと深みのある演奏を聴かせている。 紹介LPは1960年代初頭の日本コロムビア25cmLPで旧ダイヤモンド・シリーズからの1枚である。 ジャケット・デザインもなかなか渋い。