コンヴィチュニー&ゲヴァントハウス管弦楽団  “WEITBLICK”ライブ盤から

ドイツの”WEITBLICK”(ヴァイトブリック)は放送ライブ音源を中心にリリースしているライブ録音コレクターに人気が高いレーベルのひとつである。 今回紹介するフランツ・コンヴィチュニー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による1958年10月30日ライプツィヒのコングレスハレ(Kongreßhalle)でのコンサート・ライブ「ベートーヴェン交響曲第6番“田園“」(写真1 CDジャケット、Weitblick-SSS0016-2 2001年リリース)はゲヴァントハウス管弦楽団の重厚な弦も響くコンヴィチュニーがかなり遅いテンポで振る演奏に惹きつけられた。 「第1楽章第一主題提示部」の反復はもちろん実行、特に「第2楽章」が16分28秒とかなり遅い。 ちなみにトータル演奏時間も楽章間の聴衆の雰囲気、演奏後の拍手も含めた時間だがおよそ48分と長い。 モノラル録音だが音質もとても良好である。 またCD冒頭の1961年12月10日に同じ「コングレスハレ」でライブ収録されたウェーバー「舞踏への勧誘」(ベルリオーズ管弦楽編版)はコンヴィチュニーとしては珍しい選曲でこの演奏がレコード、CDを通じて初登場ではないかと思われる (写真2-CD録音・演奏データ)。 最後に余談になるがCD盤はスイス制作になっていた (写真3 CDレーベル面)。

写真1    F. コンヴィチュニー&ゲヴァントハウス管弦楽団「ベートーヴェン交響曲第6番」ほかライブCDジャケット(独Weitblick-SSS0016-2)

写真2    CD演奏・録音データ

写真3    CDレーベル面