コンヴィチュニー&バンベルク交響楽団によるドヴォルザーク「交響曲第9番”新世界から”」

フランツ・コンヴィチュニー(Franz Konwitschny/1901~1962)が残したドヴォルザーク交響曲レコード録音はこのバンベルク交響楽団(Bamberger Symphoniker)との「第9番”新世界から”」(独Ariola Eurodisc)が唯一のものである。 録音年代はコンヴィチュニー晩年1961年のステレオ録音だが録音場所・月日は不詳である。 ちなみにこの年は彼がライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と初来日公演を行った年だった。 録音も良好で「第一楽章主題提示部」の反復を実行するなどじっくりと聴かせる彼の実直な指揮ぶりに引き込まれる。 また彼のバンベルク響との録音も珍しくこのほかはベートーヴェン「レオノーレ」序曲第2番(録音年代不詳)を思い起すぐらいである。 紹介LPは1972年、日本コロムビア廉価盤の「ダイヤモンド1000シリーズ」からリリースされた (写真1 LPジャケット、日本コロムビアMS-1128-K/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(日本コロムビア-MS 1128-K)1972年リリース盤

 

写真2    LPレーベル面