ジネット・ヌヴーによるブラームスのヴァイオリン協奏曲
〜1948年5月3日ハンブルク・ライブ盤〜
フランスの天才的ヴァイオリニストと呼ばれたジネット・ヌヴー(Ginette Neveau/1919~1949)はブラームスのヴァイオリン協奏曲を大変得意としたといわれている。 今回スポットをあてるこのライブ盤は彼女が悲運の航空機事故で亡くなる前年1948年5月3日にハンブルクのムジークハレ(写真1 筆者撮影2003年)で行われたハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団と共演した際の貴重ライブ録音である。 このLPレコードはヌヴーの音源発掘でも知られたフランスの「STIL」レーベルより1981年にリリースされた1枚だが現在は入手困難なようである (写真2 LPジャケット、仏STIL-0305 S 48)。 レーベル面も凝っており表面と裏面でヌヴーの写真を替えている (写真3 LPレーベル表面/写真4 レーベル裏面)。 ちなみにこの音源の国内盤LPが「PHILIPS」から初リリースされたのも1980年代初頭と記憶している。