ジャケ買いレコード /ポップス&ロックetc.,編(7)

〜ピクチャー・レコード(II)〜

1987年(昭和62年)、この年を境にして日本のレコード店ではCDの売り場面積が増えはじめアナログ・レコードが徐々に減り始めた記憶がある。 しかし海外、とりわけヨーロッパではまだまだアナログ・レコードが健在の時代で幅をきかせていた。 今回はそんな時代に求めた「特別コレクターズ7インチ45回転盤(17cm盤)」のピクチャー・レコードを紹介してみたい。
先ず、「ザ・ベンチャーズ(THE VENTURES)」、1959年にアメリカでギタリストの「ドン・ウィルソン(Don Wilson)」と「ボブ・ボーグル(Bob Bogle)」より結成された「インストゥルメンタル・バンド」である。 初来日は1962年まで遡りメンバー・チェンジを繰り返しながら結成から60年余りが経過する現在も精力的に活動し続け毎年来日公演も行っている。 このピクチャー盤には1960年代の大ヒット曲、「急がば廻れ(Walk Don’t  Run)」・「パーフィディア(Perfidia)」が収められている(写真1  「THE VENTURES」7インチ・ピクチャー盤(E.E.C.盤)/ 写真2 同盤裏面デザイン)。 また写真)は懐かしい1965年1月ニ度目の来日公演-「東京厚生年金会館」のライヴ盤ジャケットである(写真3  「Ventures  IN JAPAN」Live盤ジャケット(東芝音工-LIBERTY LP-7220)/ 写真4  同・レーベル面)。
続く2枚目は女性初の本格的なロックン・ロール歌手とも称讃され日本でも人気を誇る「コニー・フランシス(CONNY FRANCIS)」のピクチャー盤、収録曲は1959年発表大ヒットした「カラーに口紅(Lipstick on Your Collar)」と1960年に大ヒットした「恋にはヨワイ(Everybody’s Somebody’s Fool)」である(写真5  「Conny Francis 」7インチ・ピクチャー盤(E.E.C.盤) / 写真6  同盤裏面デザイン)。 また彼女は外国語を覚えることも特技のひとつで日本語、ドイツ語をはじめ十数カ国の外国語でもレコード録音を行っている。 日本では中尾ミエ、森山加代子、伊東ゆかり等々が彼女のヒット曲をカバーしている。
(つづく)

写真1    「THE VENTURES」7インチ・ピクチャーレコード

写真2    写真1の同盤・裏面デザイン

写真3    「VENTURES IN JAPAN」LIVE盤ジャケット(東芝音工-LP 7270)

写真4    写真3の LPレーベル面

写真5    「Conny Francis」7インチピクチャーレコード

写真6    写真5の同盤・裏面デザイン」