ジョス・ファン・インマゼール&アニマ・エテルナ・オーケストラを聴く、1999
~1999年10月19日、すみだトリフォニーホールにて ~
筆者がジョス・ファン・インマゼール率いるベルギーのピリオド楽器のオーケストラ「アニマ・エテルナ」に関心を持ったのは彼がこのコンビで1996年から98年にかけて録音したシューベルト交響曲全集盤を聴いてからだった(写真1 インマゼール&アニマ・エテルナ「シューベルト交響曲全集(CD)」)。ちなみに写真の全集盤は当時EU諸国を中心に限定発売されたLP BOX仕様の箱にCDが4セット入ったレア盤で筆者も偶然運よく入手したものである。これにはインマゼールほか4名の執筆による127ページに及ぶオランダ語(フラマン語)による詳細な別冊解説書も添えられていた(写真2 別冊解説書表紙)。
この1999年10月来日は1991年に次ぎ2回目の来日で筆者は10月19日「すみだトリフォニーホール」の公演に足を運んだ(写真3 当日会場で配布されたプログラム表紙)。公演プログラムは(A)(B)(C)の3つの演目が用意されたいたがこの日は(B)プロでとりわけシューベルト「交響曲第7番<未完成>」、ベートーヴェン「交響曲第6番<田園>」のピリオド楽器による演奏に注目した。普段ほとんど生で接する機会がないオリジナル楽器でこの二つの名曲を鑑賞できたことは大変貴重な体験とともに改めて古楽器の魅力を肌で感じたコンサートだった(写真4 公演プログラム(A)(B)(C)/写真5 出演者紹介と公演日程)。今回は公演終了後に持参した先の「シューベルト交響曲全集BOX」(写真6)と添付された別冊解説書(写真7)にインマゼール氏のサインを頂戴した。写真8は1999年10月19日の当公演チケットである。