ジョリヴェ&ミヨー自身の指揮による「ピアノ協奏曲」

今回は初出当時大変注目され1968年度「仏ACCディスク大賞」にも輝いたアンドレ・ジョリヴェ(André Jolivet/1905~1974)とダリウス・ミヨー (Darius Mihaud/1892~1974)それぞれ自身の指揮による「ピアノ協奏曲」の貴重録音を取り上げてみたい。 この二人はほぼ同時代に活躍したフランスの現代音楽作曲家でLPにはジョリヴェの代表作のひとつ当初「赤道コンチェルト」の副題でも知られた「ピアノ協奏曲」(1965年録音)とミヨーの「ピアノ協奏曲第1番」(1966年録音)のほか舞踊音楽「世界の創造」を題材に編曲された「弦楽四重奏とピアノのためのコンサート用組曲」(1967年録音)が収められている。 当時まだ30代のフランス若手新進ピアニスト「フィリップ・アントルモン(Philippe Entremont)のピアノがまた素晴らしい。協奏曲のオーケストラは「パリ音楽院管弦楽団」である。 写真の紹介盤LPは1980年に廉価盤でリリースされた国内盤(CBSソニー)である (写真1 LPジャケット-CBSソニー 13AC 1059 /写真2 LPレーベル面)。

写真1    ジョリヴェ&ミヨー「ピアノ協奏曲」ほかLPジャケット(国内盤CBSソニー 13AC 1059)

写真2    LPレーベル面