タネーエフの交響曲
セルゲイ・タネーエフ(Sergey Taneyev/1856~1915)は作曲をチャイコフスキーにも学びピアニストとして活躍、名曲「ピアノ協奏曲第1番」モスクワ初演、並びに「ピアノ協奏曲第2番」の世界初演も行っている。 また彼はモスクワ音楽院長も務め対位法の理論家としても知られた。 彼の故郷はロシアの古都、ウスペンスキー大聖堂で有名なウラジミールである (写真1 筆者撮影1991年9月、漫遊記57参照) 。 彼は交響曲を4曲(第2番は未完-第3楽章はスケッチのみ)書いている。 今回の紹介盤トーマス・ザンデルリンクがノボシビルスク・アカデミー交響楽団の音楽監督時代、2006年にNAXOSに録音した「第1番ホ短調」「第3番ニ短調」はなかなかの名演である。 師チャイコフスキーの影響も感じ味わい深い。 このオーケストラの創設者はソ連人民芸術家のアーノルド・カッツでその演奏レベルも高い (写真2 CDジャケット、NAXOS 8.570336 /写真3 CD演奏・録音データ)。