テオドール・グシュルバウアー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団によるベートーヴェン「田園」

テオドール・グシュルバウアー(Theodor Guschlbauer)の「田園」、彼のレパートリーの中では少々珍しい。 筆者は彼が1976年11月の読売日本交響楽団定期に客演した際に生で接したことがある。 今回の紹介盤と同様なかなか味わい深いしっとりとした演奏だった。 ちなみにプログラム後半はアンネローゼ・シュミット(Annerose  Schmidt)を迎えてのブラームス「ピアノ協奏曲第2番」と聴きごたえ充分のプログラムである (写真1 読響第125回定期プログラム)。 さて今回の紹介LP「田園」は彼が仏エラートにイギリスのニュー・フィルハーモニア管弦楽団(当時)と1973年に取り組んだ初のベートーヴェン交響曲録音でこの国内盤は日本ビクターから翌1974年にリリースされた (写真2 LPジャケット、日本ビクター/エラートERA-2069/写真3 LPレーベル面)。

写真1-読響第125回定期プログラム(T. グシュルバウアー指揮、アンネローゼ・シュミット(Pf)客演)

 

写真2    LPジャケット(日本ビクター エラート ERA 2069)1974年リリース盤

 

写真3    LPレーベル面