デンマークの名ホルン奏者”アルベルト・リンダー”の歴史的名盤から
〜 モーツァルト「ホルン協奏曲全集」(米ヴァンガード) 〜
デンマークの首都コペンハーゲン出身の名ホルン奏者アルベルト・リンダー(Albert Linder、写真)は1937年生まれなので今年83歳を迎える。 彼は1950年代にはザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席ホルン奏者、その後、スウェーデンの名門イェーテボリ交響楽団の首席奏者も務めている。 今回紹介するレコードは彼の代表盤のひとつに数えられるモーツァルトのホルン協奏曲全集である。 ハンス・スワロフスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団との1960年前後の米ヴァンガード・クラシックス(VANGUARD CLASSICS)ステレオ録音である。 この国内盤は当時キング・レコードからリリースされていたと思うが紹介のLPは米ヴァンガード・クラシックスの廉価盤シリーズ「Everyman Classics」1965年リリース盤である(写真2 LPジャケット-米VANGUARD SRV-173/写真3 LPレーベル面)。 指揮のスワロフスキーとの息も合い当時20代前半の若きリンダーの美しいホルンの響きに心が洗われる1枚である。