トルコ観光の白眉、古代遺跡と自然遺産(8)、2012年1月

〜イスタンブールにて(その1)〜

イスタンブールは永遠の都とも呼ばれ二千数百年の歴史を持ち旧市街はユネスコ世界遺産にも登録され奥深い魅力がある街である。 とても1日、2日では回りきることはできないがこの時はまる2日かけこの街のメイン・スポットを中心に歩いてみた。 街はボスポラス海峡により東のアジア側と西のヨーロッパ側に分かれさらにヨーロッパ側は海峡の出口付近に切り込む金角湾(ハリチ-Haliç)で二分され北が新市街、南が旧市街になっている。 メインの見どころは世界遺産に登録された南側の旧市街に集中している。 先ず最初は通称「ブルー・モスク」と呼ばれるオスマン建築の傑作で世界一美しいと云われるスルタンアフメット・ジャミイに向かった。 このモスクは第14代スルタン、アフメットI世時代の1616年に完成した実に優美な大寺院である(写真1  スルタンアフメット・ジャミイ/ 写真2  同、内部、筆者撮影)。  ブルーモスクと呼ばれる所以は寺院内部の装飾が一時期ブルーに装飾されたことがあったそうである。 その後オリジナルに近い色に戻されている。 この寺院の向かい側徒、徒歩およそ5〜6分のところにビザンティン美術の最高傑作、アヤソフィア寺院が位置している。 こちらは現在博物館として公開されている(写真3 アヤソフィア博物館入場チケット)。 見上げる巨大ドームの高さは50mを超える(写真4  アヤソフィア寺院(博物館)、筆者撮影/ 写真5・6   同、内部、筆者撮影)。 また出口通路上にあるモザイク画(写真7筆者撮影)はイエスを中心にした聖母子・皇帝の姿を描いたもので当時のキリスト教との交流がうかがえた。 アヤソソフア寺院をさらに北に進むとオスマン帝国君主が15世紀から19世紀にかけて居住したトプカプ宮殿の城壁が見えてくる。 現在はこちらも博物館として公開されているが内部が広大なため急ぎ足で回っても見学時間はおよそ3時間は要する(写真8 トプカプ宮殿入場チケット)。 内部には中門(儀礼の門)と呼ばれるところから入場する(写真9 トプカプ宮殿入場口、筆者撮影)。 主な展示品は「武具」「陶磁器コレクション」「歴代スルタンの衣装」等々、宝物館にはダイヤモンド、ルビー、エメラルドなどの宝飾類が展示されていた。 写真10(筆者撮影)は宮殿の正門である。 また写真11(筆者撮影)はダブルデッカーのカラフルなデザインの市内観光バスである。
(つづく)

写真1    スルタンアフメット ジャミイ(筆者撮影)

写真2    スルタンアフメット ジャミイの内部(筆者撮影)

写真3    アヤソフィア寺院の博物館チケット

写真4    アヤソフィア寺院、現在は博物館(筆者撮影)

写真5    アヤソフィア寺院、現在は博物館の内部(1)

写真6    アヤソフィア寺院、現在は博物館の内部(2)

写真7    アヤソフィア博物館内部のモザイク画、イエスを中心にした聖母子・皇帝の姿を描いたもの(筆者撮影)

写真8    トプカプ宮殿の入場チケット

写真9    トプカプ宮殿入場口、中門(筆者撮影)

写真10    トプカプ宮殿、正門(筆者撮影)

写真11    カラフルなデザインダ ブルデッカーの市内観光バス(筆者撮影)