ニコライ・ラコフ自作自演盤「交響曲第2番」
「露メロディア」のLPを整理していたらニコライ・ラコフ自作自演「交響曲第2番」の珍しい録音が出てきたので紹介したいと思う。 「ロシア人民芸術家」の名誉称号も持つニコライ・ラコフ(Nikolai Rakov /1908~1990)だが日本での知名度は低いが作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者としても活躍した。 今回スポットをあてる交響曲は全部で4曲書いたそうだがこの「第2番」は1957年に1917年のロシア革命40周年を記念して作曲された。 彼はロマンティックで旋律的な作風が魅力でこの「第2番ヘ長調」も親しみやすい。 また副題に「青年」と付されおり抒情的で若々しさも感じる。 ラコフ自身がモスクワ放送交響楽団を振った貴重なステレオ・セッションである。 またこのレコードの第一面にはロシアの名女流ピアニスト:リューボフ・ティモフェーエワ(Lyubov Timofeyeva)、ドミトリ・キタエンコ指揮&モスクワ・フィルによる名録音プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番ハ長調」が収められている (写真1 LPジャケット、露メロディアC10-11403-4 /写真2、LPレーベル面)。