パヴァロッティ&コッソットのドニゼッティ歌劇「ラ・ファヴォリータ」

ドニゼッティの「ラ・ファヴォリータ」はべッリーニの「ノルマ」と共に1971年9月イタリア歌劇団公演を聴き好きになったオペラだった (写真1 1971年イタリア歌劇団公演プログラム表紙) 。 当時イタリア・オペラ界のメゾ・ソプラノ第一人者と云われたフィオレンツァ・コッソットの艶やかでドラマテックな歌唱が今でも印象に残っている。 今回の紹介盤は彼女がルチアーノ・パヴァロッティと録音した現在も名盤として誉れが高い「ファヴォリータ」全曲盤(1974年セッション録音)の国内初出盤(1978年リリース)である(写真2 3LP BOX ロンドン・レコードSLA 7047~49)。 またアルフォンソ11世役にガブリエル・バキエ(バリトン)、バルダッサーレ役にはニコライ・ギャーロフ(バス)ほか世紀の名歌手を揃えた録音でもあった (写真3 LPキャスト・演奏・録音データ) 。 合唱はボーロニャのテアトロ・コムナーレ合唱団、指揮はオーストラリア出身の名オペラ指揮者リチャード・ボニング、テアトロ・コムナーレ管弦楽団による演奏である。

写真1    1971年NHKイタリア歌劇団公演プログラム表紙

写真2    パヴァロッティ、コッソットのドニゼッティ歌劇「ラ・ファヴォリータ」全曲3LP BOX (国内盤ロンドンSLA 7047~49 )1978年リリース

写真3    LP配役・演奏録音データ