パーヴォ・ベルグルンド&ボーンマス響によるショスタコーヴィチ「交響曲第5番」
今回紹介LPは シベリウスのスペシャリストして知られたフィンランドの名匠パーヴォ・ベルグルンド(Paavo Berglund/1929~2012、写真1)がボーンマス交響楽団首席指揮者時代のショスタコーヴィチ「交響曲第5番」、彼のレパトリーとしては少々珍しい録音である。 このコンビによるショスタコーヴィチ交響曲録音はこのほか「第7番”レニングラード”」や「第10番」があるそうだが筆者は未聴である。 紹介盤は1979年リリースの東芝セラフィム盤、しかもこのレコードが国内初出盤だった。 1975年7月ロンドンのアビー・ロード・スタジオでのセッションである。 なかなかのスケール感も感じる名演である。 ボーンマス交響楽団はかつてイギリス南部、風光明媚なボーンマス(Bournmouth)を本拠にした歴史あるオーケストラ、現在は隣接するプール(Poole)市のアート・センター、ライトハウス(Lighthouse)に活動拠点を移している(写真2 LPジャケット、東芝セラフィムEAC 30311/写真3 LPレーベル面)。