ヘルマン・クレバースのヴィヴァルディ「四季」

前回に引き続きもう1枚ヘルマン・クレバースがヴァイオリン・ソロを弾くヴィヴァルディ「四季」の名演を紹介したい。 この紹介レコードは1969年日本コロムビアの廉価盤「ダイヤモンド1000シリーズ」としてリリースされた。 原盤はオランダのアルトーン(ARTONE)で1960年代前期のオリジナル・ステレオ録音である。 録音も優秀でクレバースは格調高い優美な「四季」を聴かせている。 レコード解説にはソリストのクレバースや指揮者マリヌス・フォールベルク、管弦楽アムステルダム室内管弦楽団の紹介はない。 ちなみに指揮者フォールベルクはオランダ出身のハープシコード、オルガンなども得意とした人でバロック音楽には定評があった。 アムステルダム室内管弦楽団は1957年に創設された室内オーケストラで1987年にコンセルトヘボウ室内管弦楽団(Concertgebouw Kamerorkest)に改称されメンバーはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員から構成されている(写真1 LPジャケット、日本コロムビアMS-1009-RT /写真2 LPレーベル面)。

写真1    ヘルマン・クレバースのヴィヴァルディ「四季」LPジャケット(日本コロムビア-MS-1009-RT) 1969年リリース

写真2    LPレーベル面