マリン・オルソップ&コロラド響による「チャイコフスキー交響曲第4番」ほか
今回はアメリカの名女流指揮者、コロラド交響楽団の初代音楽監督(現在、桂冠指揮者)マリン・オルソップ(Marin Alsop、写真1)の名演チャイコフスキー「交響曲第4番」を取り上げてみたい。 この演奏は2000年9月、楽団の本拠地コロラド州デンバーのダウンタウンに位置するデンバー・パフォーミング・アーツ・センター(DenverPerforming Arts Center、写真2-2013年10月筆者撮影)内のベッチャー・コンンサート・ホール(Boettcher Concert Hall)におけるライブ録音である。 演奏終了後の聴衆の拍手はカットされているが彼女のスケール感あるダイナミックな熱演に魅了される。 ちなみにこの楽団の前身はそれまで半世紀余りの歴史を持ったデンバー交響楽団である。 またCD冒頭に収録されたチャイコフスキー「幻想的序曲”ロメオとジュリエット”」は「第4番」と同会場、同時期に行われたセッション録音だがこちらも凄い(写真3 CDジャケット、香港NAXOS-8.555714)。