ミュンシュ&ラムルー管弦楽団のルーセル「交響曲第3番・第4番」
今日はシャルル・ミュンシュ&ラムルー管弦楽団によるルーセル交響曲第3番・第4番のLPに針をおろした。 これはミュンシュがボストン交響楽団の音楽監督の任を終えフランスに戻りコンセール・ラムルー管弦楽団(L’Orchestre des Concerts Lamoureux)と1965年に録音した1枚でLPジャケットの帯に書かれている通りフランスのADFディスク大賞(1966年)に輝いた名盤である (写真1 LPジャケット、国内盤RVC-REL-2542 1983年再リリース盤 / 写真2 LPレーベル面)。 アルベール・ルーセル(Albert Roussel/1869~1937)の交響曲が日本でプログラムに取り上げられる機会はまだ少ないがこの「第3番ト短調」と最後の交響曲作品となった「第4番イ長調」はルーセルの新古典主義に達したオーケストラ・サウンドの豊かな色彩感に魅了される。 とりわけ「第3番」は「ボストン交響楽団」創立50周年記念の委嘱作品で最高傑作とも云われている。 もちろんミュンシュはこの二つの交響曲を大変得意とし「フランス国立管弦楽団」とのほぼ同時期のライブ録音が「仏オヴィディ・ヴァロワ(Auvidis Valois)」からCDリリースされていた(写真3 ミュンシュ&フランス国立管ライブ盤CDジャケット、Auvidis Valoius-V 4832 /第3番-1964年ライブ/第4番-1966年ライブ)。