モーツァルト生誕200年記念「カラヤン&ベルリン・フィル」ライブ盤、1956
今回の紹介盤はモーツァルト生誕200年を記念してウィルヘルム・ケンプ(写真1)をソリストに迎えベルリンで開催されたカラヤン&ベルリン・フィル演奏会ライブである。 このコンサートは1956年1月21日・22日・23日の3日間同一のオール・モーツァルト・プロで開催されている。 記録によるとプログラム最初に「ディヴェルティメント第17番」が演奏されているがCDにはケンプとの共演「ピアノ協奏曲第20番」と最後を飾った「交響曲第41番”ジュピーター”」が収録されている。 会場は初日開催ベルリンの「パウロ派教区会館(Paulusgemeinde, Zehlendorf)」である。 ちなみに22日・23日は当時のベルリン・フィル演奏会場でもあった旧映画館ティタニア・パラスト(Titania Palast)で行われた。 これまでにもイタリア・チェトラ盤等々からLP盤でもリリースされていたがカラヤン生誕100年記念として2008年にリリースされたこの独audite盤はドイッチェランド・ラジオ・クルトゥーア(Deutschlandradio Kultur)による正規音源でモノラル録音ながら音質も大変素晴らしい(写真2 CDジャケット、独audite-95.602/写真3 CD録音・演奏データ)。