モーリス・アブラヴァネル＆ユタ響によるグローフェとガーシュウィン

20世紀の名匠モーリス・アブラヴァネル(Maurice Abravanel/1903～1993 、写真1)といえば1960年代末から70年代初頭当時流行した4チャンネル・ステレオ録音レコードが思い浮かぶ。　彼はユタ州、州都ソルト・レーク・シティーに本拠を置くユタ交響楽団の音楽監督を1947年から30年余り務め米Westminster、Vanguard、VOX等々に膨大なレコード録音を残している。　今回スポットをあてるグローフェの「グランド・キャニオン」組曲、ガーシュウインの「パリのアメリカ人」と「ラプソディー・イン・ブルー」は1950年代末Westminsterに録音したステレオ最初期名盤のひとつ。
紹介LPジャケット(写真2)は1970年リリース廉価盤「世界の名曲1000シリーズ」からの1枚、音質も良好、「ラプソディー・イン・ブール」のピアノは当時ユタ響の首席ピアニストレイド・ニブリー(Reid Nibley)が担当している (写真3　LPレーベル面)。

写真1　モーリス・アブラヴァネル(インターネット画像から）

写真2　LPジャケット、（国内盤キング-ＧT 1017）1970年リリース盤

写真3　LPレーベル面