ラベック姉妹によるストラヴィンスキー

今回は1980年代に一世を風靡し現在も世界的に人気を誇るフランスのピアノ・デュオ、ラベック姉妹 (Katia et Marielle Labèque)によるストラヴィンスキーを取り上げてみたい。 紹介盤は毎年6月に開催されるイギリスのオールドバラ音楽祭のメイン会場でもあるスネイプ・モルティングス・コンサートホール (Snape Maltings Concert Hall, Aldeburgh)におけるセッション録音(1982年12月)である。 収録作品は「2台のピアノのための協奏曲」並びに舞踊音楽「ペトルーシュカ」からの3つの楽章である。 姉妹のレパートリーは古典から現代作品まで幅広くふたりの個性を華やかに聴かせるところに魅力を感じた。 後者「ペトルーシュカ」は作曲者自身のピアノ編曲版もあるがこの録音ではロシア出身でアメリカでデュオ・ピアニストとして活躍したビクター・バビン(Victor Babin)による2台のピアノ編曲版で演奏されている。 紹介LPは国内盤PHILIPS-1983年初出盤である (写真1 LPジャケット、国内盤PHILIPS-28PC-59/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤PHILIPS-28PC-59)1983年初出盤

 

写真2    LPレーべル面