レア盤、クリスティアン・ヴェヒティンクのシベリウス「交響曲第2番」

スイス、バーゼル出身の指揮者クリスティアン・ヴェヒティンク(フェヒティンク、1928~1967)はオペラ指揮者としてヨーロッパのオペラ・ハウスで頭角を現し将来期待され晩年は39歳で亡くなるまでチューリッヒ歌劇場 (写真1 筆者撮影1973年3月)の音楽監督も務めた。 また(写真2  インターネット画像)はそのチューリッヒ歌劇場音楽監督時代の1963年にチューリッヒ市長エミール・ランドルト(写真右)と作曲家フランク・マルタンの娘アドリエンヌ(写真左)と共に撮影された彼の貴重写真である。 ちなみに作曲家フランク・マルタンは彼の義父にあたるそうである。 今回はヴェヒティンクの数少ないレコード録音から「コンサートホール」に録音した彼の伝説の名盤とも云われるレア盤「シベリウス交響曲第2番」を紹介したい。 筆者コレクション盤はモノラルだがオリジナルはステレオ録音のようだ。 録音年代の記載はないがおそらく1960年代初頭と思われる。 録音当時30代の若きヴェヒティンクの演奏は実にドッシリと堂々とした風格が感じとれる。 管弦楽は「コンサート・ホール盤」ではお馴染みのウィーン音楽祭管弦楽団であ。(写真3 LPジャケット、Concert Hall-M 2281 /写真4 LPレーベル面)。

写真1    チューリッヒ歌劇場(1973年3月筆者撮影)

写真2    クリスティアン・ヴェヒティンク(中央)1963年チューリッヒ歌劇場音楽監督時代、インターネット画像から)

写真3    「シベリウス交響曲第2番」LPジャケット(国内盤コンサート・ホール-M 2281)

写真4    LPレーベル面