ワルター・ウェラー&バーミンガム市響 / ベートーヴェン「エロイカ」

ワルター・ウェラー(Walter Weller/1939~2015)は1960年代にはウィーン・フィルのコンサート・マスターとして活躍、その後指揮活動も開始しイギリスのオーケストラを中心にロイヤル・フィルやスコティッシュ・ナショナル管弦楽団などの首席指揮者も務めた人である。 彼が1988年にに英シャンドス(Chandos)にバーミンガム市交響楽団とデジタル録音したベートーヴェン交響曲全集は地味な存在だがなかなかの深みがある熱演だ。 とりわけ紹介盤の「第3番”エロイカ”」に惹かれる。 1989年のリリースだが当時はまだLPでも発売されていた (写真1  LPジャケット、英Chandos-ABRD1390 /写真2 LPレーベル面)。 しかも「第1番」とのカップリング、トータル演奏時間も約85分強のお徳用盤で音質も大変素晴らしい1枚だった。

写真1    ワルター・ウェラー&バーミンガム市響/ベートーヴェン交響曲第1番・第3番「エロイカ」LPジャケット(英Chandos-ABRD 1390)

写真2    LPレーベル面