ワルター・ゲールによるベートヴェンの交響曲第8番、Concert Hall-25cm LP
ワルター・ゲール(Walter Goehr/1903~1960、写真1)はベルリン出身、シェーンベルクを師に持つ作曲家、指揮者だが日本での知名度は地味だった。 SPレコード時代からLPレコード時代をまたぎレコード録音を数々残したがLP時代に「Concert Hall」への録音を重ねている。 今回の紹介盤は1950年代録音と思われる「Concert Hall」盤から懐かしい25cm LP、ベートーヴェン「交響曲第8番」である(写真2 LPジャケット、Concert Hall -M 197/写真3 LPレーベル面)。 管弦楽はフランクフルト放送交響楽団、スッキリとした骨格でオーソドックス・スタイルの演奏に好感が持てる。 紹介盤はモノラル盤だがオリジナルはステレオで録音されたようである。