中国、江南地方の景勝地を巡る旅(7)、2013年6月
〜 上海にて(その1) 〜
先ず上海近郊の古都「南翔(なんしょう)」を訪れた。 この街の歴史は「南北朝時代」にまで遡り1991年には「上海市歴史文化史跡」の一つにも選らばれている。 旧市街に位置するシンボル的存在の「留雲禅寺(雲翔寺)」(写真1筆者撮影)は1500年余りの歴史を持つ古刹である。 現在の建物は近年になり再建されたものだが多くの参拝客で賑わいを見せていた。 寺院に隣接した「双塔」は「宋」時代の史跡である(写真2筆者撮影)。 またこの街は「南翔小籠包」発祥の地で旧市街の通りは「小籠包」の店が立ち並びこちらも数多くの観光客でいっぱいだった(写真3筆者撮影)。 また新市街の繁華街は対照的に近代的なビルが立ち並びそのコントラストも興味深かった(写真4筆者撮影)。 午後は上海市内に入り「豫園商城」と呼ばれる名園「豫園」に隣接するショッピング、グルメスポット周辺を散策した。 このエリアは市を流れる川「黄浦江(こうほこう)」にわりと近いところに位置し中国風建築スタイルの建造物に様々な店舗が軒を並べている。 とにかくこちらも人気スポットで観光客で大変混雑していた(写真5・6・7・8筆者撮影)。 なかでも「豫園」前の池に立つ「湖心亭」の建物は筆者の目を引いた。 ガイド・ブックによればこちらは上海で1855年創業の最も古い茶館(喫茶店)だそうだ(写真9筆者撮影)
(つづく)