伝説の名テノール「エンリコ・カルーソー」
伝説の世界的名テノール「エンリコ・カルーソー(Enrico Caruso/1873~1921)」の名前は学生時代から聞き及んでいたが当時彼の国内盤レコードは少なかったと記憶している。 今回紹介するLPはそんな折にヨーロッパのレコード店で偶然見つけたセール商品の1枚だった。 レーベル名はEUROPA (オイローパ)、ハンブルクに拠点を置いたミラー・インターナショナル・シャルプラッテン(Miller International Schallplatten)というレコード会社で求めたレコードはその「イタリア盤」だった (写真1 LPジャケット、EUROPA-EUC-419 1971年リリース)。 もちろんSP音源の復刻で時代を感じさせる味がある音である。 録音年月、指揮者、楽団等々の演奏データの記載がないのは残念だったがカルーソーが得意するヴェルディを中心としたイタリア・オペラのほかフランスのビゼーやマスネなどのアリアも楽しめる(写真2 LPジャケット裏面、収録作品と当時のLPライン-ナップ/写真3 LPレーベル面)。