指揮者ジェローム・カルタンバックのショーソン作品集

パリ出身のジェローム・カルタンバック(Jérôme Kaltenbach、写真1)は日本でも二期会オペラ公演でフランス・オペラをはじめ数々の作品を指揮し馴染みのある現在活躍中のフランス指揮者のひとりである。 彼は1974年のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、また1976年には日本の民音指揮者コンクールで第2位に入賞している。 今回紹介する彼がナンシー歌劇場付設のオーケストラ、ナンシー歌劇場交響楽団(L’Orchestre Symphonique et Lyrique de Nancy)音楽監督時代NAXOSに録音した「ショーソン作品集」は後の「サティ作品集」と並び名盤として知られている。 フランクに傾倒しワーグナーの影響も受けたショーソンのエスプリに耳を傾けてみるのもなかなかいいものだ。 このアルバムで「詩曲」のソロ・ヴァイオリンはパガニーニ国際コンクールをはじめ数々のヴァイオリン・コンクールで優勝経歴を持つ1964年生まれフランスの名手ローラン・コルシア(Laurent Korcia、写真2)が弾いている(写真3 カルタンバック&ナンシー歌劇場交響楽団/ショーソン作品集、CDジャケット、NAXOS-8.553652/写真4  CD収録作品演奏・録音データ)。

写真1    ジェローム・カルタンバック(インターネット画像から)

写真2    ローラン・コルシア(インターネット画像から)

写真3     ジェローム・カルタンバック&ナンシー歌劇場交響楽団「ショーソン作品集」CDジャケット(NAXOS-8.553652)

写真4    CD収録作品演奏・録音データ