歴史的名盤 、M.レヴィンによるグラズノフ&パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲」、1954

マイケル・レヴィン(Michael Rabin/1936~1972)は前回紹介したヤッシャ・ハイフェッツの再来とまで云われた天才的技巧を持つアメリカのヴァイオリニストだった。 精神的疾患のため35歳で夭折したが今回紹介するロヴロ・フォン・マタチッチ指揮フィルハーモニア管弦楽団とグラズノフ「ヴァイオリン協奏曲イ短調作品82」パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調作品6」は1954年彼がまだ18歳の時のモノラル録音だが歴史的名盤として知られた1枚である。 紹介盤は日本コロムビアによるLP最初期盤(原盤-英コロムビア)である。 彼が得意としたこの二つの名曲が超絶的演奏で楽しめる(写真1 LPジャケット、日本コロムビアWL 5130/写真2 LPレーベル面)。 尚、パガニーニの第1番は通常「ニ長調」に移調して演奏されるがレビンは原曲の「変ホ長調」で演奏している。

写真1    LPジャケット(日本コロムビア-XL 5130)

写真2    LPレーベル面