管楽八重奏によるモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」

モーツァルト時代のウィーン、貴族の邸宅や城の広間で管楽アンサンブルによる演奏で音楽を楽しむ娯楽が広まっていた。 今回の紹介LPはモーツァルト三大オペラのひとつ「ドン・ジョヴァンニ」の序曲を含む名場面を管楽八重奏で演奏したユニークな1枚である。 演奏はBBC交響楽団やロンドン交響楽団の主要メンバーで構成されたアテナ・アンサンブル(Athena Ensemble)、モーツァルトとほぼ同時代ボヘミア出身の作曲家ヨゼフ・トリベンジー(Josef Triebensee/1772~1846)の管楽編曲版である。 録音は1980年2月、ロンドン、ロスリン・ヒル・チャペル(Rosslyn Hill Chapel)でのセッション、英シャンドス(Chandos)音源で紹介盤は日本コロムビアより1981年にリリースされた国内初出盤だった(写真1 LPジャケット、日本コロムビア OX-1198-CD/写真2 LPレーベル面)。

写真1-LPジャケット(日本コロムビアーChandos OX-1198-CD)1981年リリース盤

 

写真2    LPレーベル面