若きマゼール、ベルリン放送響との「新世界から」

若きロリン・マゼールが首席指揮者を務める「ベルリン放送交響楽団(現:ベルリン・ドイツ交響楽団)」と来日したのは1973年1月の事、1963年・1966年の「ベルリン・ドイツ・オペラ公演」に次ぐ3度目の来日だった (写真1 1973年「ベルリン放送響」東京公演チラシ)。 マゼールは1964年(34歳)この楽団の首席指揮者に就任、PHILIPSレーベルに数々のレコード録音を行っているがその一つが今回の紹介盤ドヴォルザーク「交響曲第9番ホ短調”新世界から”」である (写真2  LPジャケット、国内盤PHILIPS SFX-7606、1968年リリース/写真3 LPレーベル面)。 1966年マゼール36歳の時の録音、その溌剌とした演奏はファンの間で今も語り種になっている懐かしい1枚である。

写真1    マゼール&ベルリン放送響の1973年東京公演チラシ

写真2    マゼール&ベルリン放送響/ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界から」、LPジャケット(PHILIPS国内盤SFX 7606 )1968年リリース

写真3    LPレーベル面