「コロムビア・ダイヤモンド・シリーズ」から記憶に残るもう1枚

前回(漫遊記858)に続きコロムビア・ダイヤモンド・シリーズから記憶に残るもう1枚を紹介したい。 それは過去に何度か紹介済みの20世紀イギリスを代表するサー・マルコム・サージェント(Sir Malcolm Sargent 1895~1967、写真1)が振るロンドン交響楽団とのムソルグスキー組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲版)/交響詩「禿山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編曲版)が収録されたものである。 1950年代末ステレオ・ハイファイ録音時代幕開けとなり先陣をきった米エヴェレスト(EVEREST)音源の「35m/m マグネティック・フィルム録音」である。 ついては同コンビとの名録音レスピーギ交響詩「ローマの噴水」/「ローマの松」と並ぶ名演に数えられている。 紹介盤は廉価盤として1969年にリリースされた。 今聴いても半世紀以上も前の録音とは思えないほどオーケストラの各パートが実にクリアに響き渡たる (写真2  LPジャケット、日本コロムビアMS-1031-EV /写真3 LPレーベル面)。

写真1    サー・マルコム・サージェント(インターネット画像から)

写真2    サー・マルコム・サージェント&ロンドン響/ムソルグスキー組曲「展覧会の絵」ほかLPジャケット(日本コロムビアMS-1031-EV)

写真3    LPレーベル面